皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は私のお気に入りのパワースポットをご紹介します。
長野県にある上高地。
標高1500mの河童橋から望む、梓川上流には穂高連峰、
下流に焼岳を間近に感じることが出来ます。
まさに絶景と呼ぶにふさわしい景色です。
多くの人たちは河童橋から見る大自然を堪能し帰路に着くようですが、
私はいつも更に上流にある穂高神社へと向かいます。
「明神自然探勝道」を散策しながら、徒歩1.5時間。
真夏でもひんやりとして、湧き出す清水が作り出す湿地や小川、
苔むした木道をゆったりと歩いて行くにつれ、
樹木や植物、小鳥や昆虫たちのありのまま姿を眺めていると、
私もこの大自然の一部として生きてるんだって実感してくるんです。
息を飲むほどに美しい自然の中を歩くと心のもやもやは消えてなくなり、やがて穂高神社に到着します。
神社と言っても鳥居以外に神社らしい建造物は無く、言わば自然全体を神社に見立てた場所です。
目の前には静寂が支配する明神池の日本庭園を思わせるような風景が広がります。
特に信心深くない方でも山々を守る神の息吹を感じる事が出来るでしょう。
ご神体である山に向かい、手を合わせると私の心にも静寂が広がっていきます。
上高地は不思議な体験をする事も多い場所です。
例えば…
穂高神社をお参りして帰路の途中、霧雨が降ってきたんです。
さっきまで良いお天気だったのにと思いながら空を見上げると、やっぱり晴れていて、
通りすがりの人を見ても霧雨に気がついていない様子なんです。
そんな時はお稲荷様が近くにおられる時が多いので、周りを見渡しました。
すると雑草の生い茂った荒れ野の向こうに巨大な倒木があったんです。
その倒木の形がなんとキツネにそっくり。耳も目も口もあり、立派なしっぽまでついていました。
まるでキツネのリアルな彫刻のようなお姿。
そして、よく見るとその倒木の周りを青白い光がすごい速さで回っています。
自然の神様の荒々しいエネルギーに触れた気がしました。
手を合わせ、ご挨拶をして写真をパチリ。それがこの写真です。
上高地に行くと自然は神秘に溢れている事を思い知らされます。
そして、私達の命もその神秘の一部だという事に気付かされるのです。
神が降りる地というのが、上高地の地名の由来だと言うお話を聞いた事があります。
心の元気を失いそうになったとき、どうぞ上高地にお出かけ下さい。
そこは人を元気にしてくれる不思議な力に溢れているパワースポットです。
楓音先生より 『上高地の神秘』
楓音先生より