電話占い「優」

瑠美先生より【ご縁を生きる】

瑠美先生より

 

みなさま、こんにちは。
瑠美です。

10月はお休みをさせていただき、
みなさまにはたいへんご不便をおかけしてしまいました。
ごめんなさい。
今月からまたよろしくお願いいたします。

本日は「ご縁」について、日頃思っていることをお話ししたいと思います。
「ご縁」は、仏教ではとても大切な言葉です。
お釈迦様は、この世のすべての存在が、「縁によって成り立っている」と説かれています。
仏教は、私たちが「縁によって生かされている」という真実を、
お釈迦様が悟られた時から始まったと言われています。

私たちも日頃、「ご縁」ということばをよく使いますね。
私はキャリアカウンセラーとして就職や転職のお手伝いをしたり、
結婚カウンセラーとしてキューピッドのお役目を務めたりしていますが、
「お仕事も結婚もすべてご縁ですよ」と、お話しする機会がとても多いです。
また、神社仏閣でのご祈祷でも、「良縁祈願」や「悪縁切り」をなさる方がたくさんいます。
私たちは、日々の経験の中で、「ご縁」の重要性を実感しているのだと思います。

では「ご縁」って、いったい何でしょうか？
ものすごく簡潔に表現するとしたら、
「その時、その場を成り立たせているすべての要因」ということになりそうです。
もっと簡単に言うと、「今の私が存在しているわけ」とでも言えるでしょうか？

私という人間は、私だけでこの世に存在しているのではなくて
両親がいて、そのまた両親がいて、ご先祖様がいてくださって、
家族があって、地域があって、社会があって、
今生活している場所があって、関わりを持っているすべての人たちがいて・・・
ものすごくさまざまな関係性の中に「私」という人間が生かされているのです。
その関係性のどれもが「ご縁」なのですね。

「ご縁」は、関係性だから目には見えません。
けれども「ご縁」のありさまは、私たちの日常生活に具体的な形として現れています。
「ご縁」が日常生活を作り、私たち自身を作っているのです。
そしてもっとも大切だと思うのは、
私たちは時々刻々と「ご縁」に生かされつつ、
その「ご縁」の中で、私たち自身が新たな「ご縁」を作っていっているということ。
私たち自身が「ご縁」を変える力を持っているということではないでしょうか？

今、みなさまはどのような「ご縁」を持っていらっしゃいますか？
どのような「ご縁」を生きていらっしゃいますか？
これからどんな「ご縁」を結んでいきたいと希望されていますか？
ちょっと立ち止まって、見つめ直してみる機会があっても良いかもしれませんね。

 

電話占い優　瑠美